ACTIVITIES
2026-07-24 18:47:00
第1回 水害調査(栃木県足利市)を行いました.
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本報告は,筆者(山口)による現地調査,報道,関係行政機関の発表をもとに構成しています. SNS等による情報は,含めないこととします. あくまでも速報で「推測」も含まれます.今後の調査で変わることもありますので,ご承知ください. |
今回の被害概要
①関係行政機関などの発表
■栃木県足利市
(1) 気象の状況(出典:栃木県:令和8年7月17日大雨による被害について(第12報))
| 〇令和8(2026)年7月17日(金)~7月18日(土) | ||
| 16:34 | 足利市にレベル3大雨警報,レベル3土砂災害警報 | |
| 17:13 | 足利市にレベル4大雨危険警報,レベル4土砂災害危険警報 | |
| 05:01 | 足利市のレベル4土砂災害危険警報をレベル2土砂災害注意報に切り替え | |
※降り始めからの最大観測値…65.5mm/h , 237.0mm/24hrs
(2) 人的・住家被害(出典:栃木県:令和8年7月17日大雨による被害について(第12報))
| 〇人的・住家被害 | ||
| 死 者 | 2名 | |
| 住家被害 | 245棟(全壊:1,床上浸水:80,床下浸水:83,一部破損:81) | |
| 非住家被害 | 44棟(すべて一部破損) | |
(3)避難情報(出典:栃木県:令和8年7月17日大雨による被害について(第12報))
| 避難情報の発令 | ||
| 17日 22:50 | 足利市で避難指示(警戒レベル4発令) | |
| 18日 00:30 | 足利市で緊急安全確保(警戒レベル5発令) | |
| 18日 11:30 | 上記の避難情報を解除 | |
(4)その他(出典:栃木県:令和8年7月17日大雨による被害について(第12報))
土砂災害など:66か所
【山口雑感】
・令和8年5月27日より,新しい防災気象情報が出されるようになった.今回の足利市では,16:34に大雨警報と土砂災害警報(警戒レベル3相当),17:13に大雨危険警報と土砂災害危険警報(警戒レベル4相当)が気象庁より発表されている.しかしながら,市町村長(災害対策基本法第60条に基づく)が発令する避難指示が出されたのは22:50である.
・新しい防災気象情報では,大雨危険警報などの「危険警報」を警戒レベル4(避難指示)相当としているが,今回の事例では,5時間以上のタイムラグがあったといえる(群馬県太田市避難指示では,27分のタイムラグと短い).
→(これが結構難しい.対応が遅いように見える足利市の対応に不満の人も多いかもしれないが…)
① 内水氾濫によって,すでに17:13に大雨危険警報の発表時点で足利市は冠水していた場所も多かった.→その場面で避難行動を呼びかけるのは危険(市長の発言通り)
② 早期避難を広く伝えるのはそこまで難しくはないが,多くの人が避難しなくなってしまう.
→もし,早めに避難指示を出していれば被害が小さくなったかもしれないし,逆に大きくなったかもしれない.
検証は難しいが,太田市のように「早く出す」のも,足利市のような出し方も,どちらも一つの考え方.
「必ずしも早く避難情報出しておくべきだったとはいえない」というのが,私(山口)の意見です.
②現地調査(なお,4時間という限られた中での調査です.7/28にも現地調査を実施します.写真の位置図は,全ての現地調査が終了してから掲載します.)
Ⅰ: あずま地下道(足利駅から東側400m程度)
発災から1週間が経過しようとしています(調査段階)が,水が引く様子はなかったです.
道路面から3m後半~4m程度の水が未だに溜まっていました.
アンダーパスで冠水が発生するのは結構ありきたりですが,ここまで水が引かないのは珍しい気がします.
①あずま地下道を北→南側に眺める.
②あずま地下道を南→北側に眺める.
③道路面に堆積した土砂など
Ⅱ: トンネル西交差点(あずま地下道から北北東700m程度)
あずま地下道から北北東700m程度行くと,トンネル西交差点があります(多分,高低差はあまりない).
ここでは,道路面(車道)から少なくとも50cm程度の浸水があったようです.
④トンネル西交差点(北→南側を眺める)

⑤トンネル西交差点(南→北側を眺める)
Ⅲ: 土砂災害により被災した家屋
小俣駅付近(小俣地区)で発生した土砂災害現場.
⑥遠景(現場を西から眺める)
⑦被災現場.背後の斜面は土砂災害特別警戒区域(いわゆるレッドゾーン)(足利市ハザードマップ)およに土砂災害警戒区域(いわゆるイエローゾーン)に指定されている.
- 今回の水害で被災された方々に,心から哀悼の意を表します。









