防災辞典(た行)

          

 

((た行))

 

【大気汚染】たいきおせん

主に人工的に作り出された有害物質によって、大気が汚染されること。人の経済活動のほか、火山噴火や原子力発電所事故などが原因である。生態系や人の健康などに悪影響を及ぼす。世界的な環境問題として知られる。

 

 

【大規模地震対策特別措置法】だいきぼじしんたいさくとくべつそちほう

いわゆる大震法。1976年に東海地震説が唱えられた矢先の1978年の伊豆大島近海の地震(M7.0の直下型地震)を契機として、地震災害時の立法のありかたに関して制定された法律。地震防災対策強化地域の指定などは、この法律に明文化されている。

 

 

【大地震】だいじしん、おおじしん

地震学上におけるマグニチュード7.0以上の地震のこと。

 

 

【台風】たいふう

北太平洋西部ならびに南シナ海に現れる熱帯低気圧の中で、中心付近の風速が17.2m/sを超えるもの。台風の特徴によって、「雨台風」や「風台風」と呼ぶことがある。

 

 

【高潮】たかしお

潮位が通常時と比較して、顕著に高くなること。気圧低下による海面の吸い上げ効果と風による海水の吹寄せ効果によるとされる。

 

 

【地域防災計画】ちいきぼうさいけいかく

地方自治体(都道府県や市区町村など)が作成する防災計画。災害対策基本法の規定に基づく。対象とする災害は、地域によって異なることがある。

 

 

【注意報】ちゅういほう

いわゆる気象注意報のこと。現行の気象注意報には、強風・風雪・大雨・大雪・高潮・波浪・洪水(ここまで警報も存在する気象分類である)・雷・乾燥・濃霧・霧・なだれ・低温・着雪・着氷・融雪の16種類である。

 

 

【中央防災会議】ちゅうおうぼうさいかいぎ

内閣総理大臣を会長とし、国の防災の基本計画の策定、実施の推進、防災に関する重要事項の審議を行う会議のこと。災害対策基本法に基づいて、内閣府に設置される。

 

 

【中地震】ちゅうじしん

地震学上におけるマグニチュード5.0以上7.0未満の地震のこと。