防災辞典(か行)

         

 

((か行))

 

【海溝型地震(海洋型地震)】かいこうがたじしん(かいようがたじしん)

海溝付近のプレート境界または内部で発生する地震のこと。国内では、東日本大震災や明治三陸地震がこれにあたる。海外では、2004年のスマトラ島沖地震があたる。

大きな津波を伴うことが多く、広域的な被害になりやすい。

 

【快晴】かいせい

雲量が1以下のとき、気象庁で呼ばれる。

 

【外部電源喪失】がいぶでんげんそうしつ

 原子力発電所など、原子力施設の外部の送電系統や主電源の故障などによって、原子力施設内への給電が止まること。2011年に発生した東日本大震災では、外部電源喪失に加えて、非常用の予備電源も被災によって機能しなくなり、最終的にはメルトダウンにつながった。

 

【帰宅困難】きたくこんなん

外出先などで大きな災害等に遭い、自宅に帰れなくなること。統一的な定義はない。首都直下地震対策専門調査会[1]では、自宅から10kmまでを「帰宅可能」としている。

[1]内閣府:災害情報のページ:https://www.bousai.go.jp/kaigirep/chuobou/senmon/shutohinan/6/pdf/shiryou_4.pdf:令和5年1月3日閲覧

 

【帰宅困難者】きたくこんなんしゃ

帰宅困難に遭う人のこと。首都直下地震が起これば、最悪の場合515万人に達するとの試算もある[2]。また、大勢が駅や橋などに密集すれば、群衆雪崩が発生し、命を落とす可能性もある。帰宅を一定時間遅らすなどの対策が必須である。

[2]NHK:地震で帰宅困難者になったら?新たな対策は“帰らない”:https://www.nhk.or.jp/ashitanavi/article/2234.html:令和5年1月3日閲覧

 

【コロナウイルス】ころなういるす(しんがたころなういるす)

2020年1月に日本に上陸した新型コロナウイルスは、瞬く間に世界へと広がった。防災においても、避難所運営などに大きな支障となっている。